すぎな愛育園は、教育や保育に配慮が必要な子どもたちが通える幼稚園や保育園がなかった時、親御さんが自分たちで立ち上げ運営したのが始まりです。その後、親御さんたちの懸命な願いを受け止めた八王子市の協力で、1980年に「すぎな愛育園」が開設しました。現在は、事業内容も増え、幼児期から高校生まで、それぞれの生活のステージに合わせた事業内容を展開しています。
私達は、子どもたちに、自分を好きになってもらいたいと思っています。子どもの意思を尊重し、させるのではなくやりたくなる工夫をして関係性を大事にしています。子どもたちは、自分の感じたこと、伝えたい思いを全身で伝えてきます。その発信を大切にし、得意なこと、できていることをたくさんほめると、自信をつけていきます。たとえ失敗しても、頑張ったことを認めると、またやってみようというチャレンジする気持ちが生まれ、それが達成できたとき、笑顔があふれます。のびのびと行動する子どもたち、その笑顔が私たちの元気の源になっています。
子どもたちは、大人との関係性の中で安心感と信頼感を育み、社会性を高めていきます。また、子どもと子どもの関係性の中で、大人との関わりとは違った仲間からの刺激を受けて、コミュニケーションの力をつけていきます。変わっていく子どもたちをみていると、大人も変わります。その相互作用が良いものとなり、子どもたちの笑顔が続きますように、皆で力を合わせて子育てのお手伝いをしていきたいと思います。
「ようこそ、すぎなへ たのしいことがまっている
ようこそすぎなへ きょうから、ともだち」
(すぎな愛育園職員が作った入園する子どもたちを歓迎する歌「ようこそすぎなへ」より一部掲載)